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臨床検査科
     
【臨床検査とは】
体内を流れている血液・脳脊髄液や人体から排出された尿・便の中の成分分析、人体を作っている細胞や臓器などを調べる検体検査と、体に電極等を装着したり、超音波を利用して体の状態を物理的に調べる生理検査を実施しています。
【臨床検査技師とは】
臨床検査技師になるには高等学校を卒業後、4年制大学か3年制短期大学、または3年制専門学校で臨床検査技師の養成課程を修め、国家試験に合格しなければなりません 当検査科は臨床検査技師国家資格取得者が全検査を実施しています。
また24時間体制で緊急検査に対応しています。
当院における臨床検査部門は
[検査科受付・採血室] [生理検査] [生化学検査] [血液検査] [免疫血清検査] [一般検査] [細菌検査] [病理検査] [輸血検査] の各部門で構成されています  各検査部門の業務内容に関しては各部門紹介よりご覧いただけます。
■検査科受付・採血室

検査科受付・採血室では血液の採血のほかに、尿検体、喀痰検体、便検体などの検体の受付、外来・入院患者様の出血時間検査を行っています。

当日採血がある患者様は、受診科から渡されたスケジュール票をホルダーに入れて検査科受付窓口までおこしください。(廊下の緑色のラインに沿ってお進みください) 受付窓口で採血整理券をお渡しし、整理券の番号で採血を行います 患者様の誤認採血防止のために、採血時にお名前をお聞きしていますのでご協力をお願いします。

【注意事項】
食事:
基本的には朝食を摂らない空腹時採血になります。但し、検査内容によっては食事をして来ても大丈夫な場合がありますので、担当医か受診科看護師にお問い合わせ下さい。
採血時:
採血時に本人確認の為お名前をおっしゃって頂いております。以前に採血で気分が悪くなった事がある方はお早めにお申し出ください。アルコールやテープでかぶれた経験のある方は採血担当者へお伝えください。採血後は3〜5分間しっかりと採血部位を押さえて止血したことを確認してから、絆創膏をお貼りください。
まれに止血後に血液が漏れ出てくることがあります。採血室を出てからも20〜30分は荷物など重いものを採血した方の手で持たないでください。また採血部位が青くなったり、痛みが生じる場合があります。皮下の青みは次第に黄色くなり、数日で消えていきます。万一、症状が改善しない場合には担当医にご相談ください。
■生理検査室

心臓の電位を調べる心電図検査や、胸や腹部に超音波を当てて動きや形態を観察する
エコー検査などを実施しています。

代表的な検査項目

12誘導心電図

 心臓の虚血や梗塞、刺激伝導系障害、心臓の位置、形態、肥大の程度などを検査します。

負荷心電図

 虚血性心疾患の早期診断及び心機能評価、運動耐容能の評価などを検査します。

24時間心電図(ホルター心電図)

 24時間心電図を記録することで特に不整脈や狭心症の評価法として検査します。

血圧脈波検査

血圧、心電図、心音図を測定し、血管(動脈)の状態を調べます。

動脈硬化の早期発見、高血圧・糖尿病・心筋梗塞・脳梗塞などの疾患に伴った動脈硬化の進展の推察に用いられます。

心臓超音波検査

 心臓に超音波を当てて形態、血流・心機能状態を検査します。

肺機能検査

呼吸器疾患の精査、手術前の検査などに行います。

脳波検査

頭皮から導出される脳の微小な電位を記録し、てんかん及びてんかん類似の発作性疾患・脳血管障害等の脳の器質的・機能的疾患の診断や治療効果の判定に用いられます。

腹部超音波検査

肝臓、腎臓、膵臓、脾臓、胆嚢、腹部大動脈などに超音波を当てて、形態、機能、血流等を観察します。

頚動脈検査(頚動脈エコー)

脳に血液を送っている頚動脈の太さや、内膜の厚さ、血栓の有無を調べます。

動脈硬化の有無や、脳の血行状態を観察します。

■生化学検査室

生化学検査
血清・尿・髄液・腹水・胸水などに含まれる酵素・タンパク質・糖・脂質などを測定しています。

代表的な検査項目

肝臓の検査:

AST・ALT・γ-GT・LD・ALP・Bil・TP・Alb 

腎臓の検査:

BUN・Cre・UA・Ca・IP

心臓の検査:

CK・AST・LD・CK-MB・ミオグロビン・BNP

膵臓の検査:

Amy

炎症の検査:

CRP

貧血の検査:

Fe・TIBC・UIBC・フェリチン

糖検査:

Glu・HbA1c

脂質の検査:

TC・TG・LDL-C・HDL-C

■血液検査室

血液検査
血液中の白血球数、赤血球数、ヘモグロビン量、血小板数を計測しています。また血液や骨髄に含まれる白血球の構成比率や形態を顕微鏡で観察します。血液凝固・線溶に関係するタンパク質を検査しています。

代表的な検査項目

血球数算定

 血液を分析装置にかけ、赤血球、白血球、血小板に分け細胞数を算定します。

同時にヘモグロビン濃度、ヘマトクリット値を算定します。

 貧血の有無や造血能を検査します。

血液像

 血液中の細胞の形態を顕微鏡で観察し、

  白血病などの各種血液疾患の検査を行います。

凝固・線溶検査

血液が凝固(止血)するのに必要な因子について検査します

各因子:PT・APTT・フィブリノゲン・トロンボ・ヘパプラスチン・AT-V

FDP・FDP-D

出血時間 (耳たぶに小さな傷をつけ、血液が止まるまでの時間を測定します)

赤血球沈降速度

炎症などの検査

■免疫血清検査室

免疫血清検査
血液や尿を用いて感染症(ウイルスなど)を調べたり、腫瘍マーカー(癌関連検査)、ホルモン検査、血中薬物濃度、自己抗体、アレルギー検査などを実施しています。

代表的な検査項目

感染症関連

  ウイルス性肝炎やその他感染症の検査を行います。

  B型肝炎ウイルス・C型肝炎ウイルス・ATLウイルス・HIV検査・梅毒血清反応

  マイコプラズマ・ロタウイルス・ノロウイルスなど

腫瘍マーカー

  癌で増量する腫瘍マーカーを測定しています。

    CEA・AFP・CA19-9・CA125・CA15-3・SCC・T-PSA・F-PSA・β-MG

ホルモン

    TSH・free-T3・free-T4・hCGなど

血中薬物濃度

  有効な薬剤の血中濃度を維持するために検査を行います。

    ジギタリス製剤・テオフィリン製剤・抗てんかん薬・バンコマイシンなど

自己抗体

  膠原病などの自己免疫性疾患の検査を行います

    抗核抗体・抗甲状腺マイクロゾーム抗体・抗サイログロブリン抗体など

アレルギー検査

  アレルゲン特異的IgE・総IgE

その他

  IgG・IgA・IgM・C3・C4・CH50・RF・ASOなど

■一般検査室

尿中の糖・蛋白・潜血を調べたり、尿中に出現している細胞を調べます
便中の潜血や寄生虫の検査を実施しています
また髄液などの体液検査を行っています

代表的な検査項目

尿定性検査

  尿中に含まれる糖・血液・タンパク質などの定性試験を行います。

尿中沈渣

  尿中に含まれる有形物質を顕微鏡を用いて肉眼観察し種類や量を検査します。

便潜血検査

  糞便中の微量な血液(出血)の検出を行います。

寄生虫検査

  糞便中の虫卵や寄生虫の検査を行います。

体腔穿刺液検査

  脊髄液中の細胞数や蛋白の検査を行います。

  関節液中の細胞数や結晶成分の検査を行います。

  腹水・胸水中の蛋白や比重などを検査します。

■細菌検査室

喀痰・尿・咽頭粘液・血液などから病原性微生物(細菌や真菌)を検出し、それを培養して感染症の原因菌(起因菌)を検出します。またどの薬(抗生物質)が効くのかを調べる検査などを行っています。

代表的な検査項目

塗抹染色検査
  検体をスライドガラスに塗って染色し顕微鏡で菌の種類を調べます。

 

培養検査
  提出された検体を培地に植え、ふ卵器で培養し病原性の疑いのある菌を検出します。
  培地より病原性を疑うコロニーを探し、菌名の同定をします。

 

薬剤感受性検査

  同定された菌に、どんな薬剤が効果があるのかを調べる検査を行います。

 

核酸増幅PCR検査

  結核菌の核酸を増幅し同定します。

 

迅速検査検査

  インフルエンザウイルス抗原検査、A群溶連菌抗原検査などの迅速検査も実施しています

■病理細胞検査室
病理検査では手術等で採取した臓器の状態(良・悪性)を調べたり(病理組織検査)、尿や体液中の悪性細胞の有無を調べる検査(細胞診検査)を行っています

代表的な検査項目

病理組織検査

  内視鏡検査や手術などで採取された臓器のを処理後染色して、病理医が顕微鏡で観察し診断します。

  術中迅速組織検査では、手術中に切除された材料が良性か悪性か、また腫瘍の広がり(転移)などを迅速診断して、この結果を基に手術の

  術式や切除する範囲を決めます。

 

細胞診検査

  尿や喀痰、胸水、腹水、婦人科の材料などの標本を作製し、染色を行い、この標本を細胞検査士と専門医が顕微鏡で癌細胞の有無を調べます。

 

病理解剖

  ご遺族の承諾のもとに、病死された患者様の遺体を解剖させていただき、全身の臓器組織を検査し、正常状態にあるのか、病的状態なら

  その程度を精査検討します。

  生前の診断や治療方針が正しかったのか、また病変がどの程度進行していたのか、死因は何だったのかなどを検索します。

■輸血検査

輸血療法は献血で得られた他人の細胞を体の中に入れるので、一番身近な移植と言えます。輸血検査は輸血が安全かつ適正に行われるために、輸血に必要な血液型や輸血製剤の適合試験(交差試験)、輸血用血液や血液製剤の管理、自己血の採血などの業務をしています。

また止血に必要な血小板が減少すると出血傾向が顕著になるので血小板輸血の準備をします。

血漿タンパク中の凝固因子が欠乏しても止血ができ難くなるので新鮮凍結血漿という血液製剤の輸血の準備をします。

 

代表的な検査業務
輸血用血液の赤十字血液センターへの発注および保管・管理
自己血の採血および保管・管理
血液型検査(ABO式、Rho(D)式、他)
交差適合試験
不規則抗体検査
輸血副作用調査、輸血歴の管理